食通の大好物:花山椒2024
花山椒とは、文字通り「山椒の花」を意味します。
櫻の花が終わったころ、10日ほどだけ流通する価値ある食材・珍味です。
今回は、京料理さくらい:店主の櫻井が実際の調理や、その献立をご説明します。
花山椒ができるのは、
実をつけない雄の山椒。山椒という植生は、雌雄異種であって、雄の木・雌の木に分類できます。
雌の木ももちろん花を咲かせるのですが、雄花より大きくなりません。
難しい話はさておき、この「花山椒」希少性が高く、市場で見かけてもおいそれと手の出るシロモノではございません。
弊店では長年、水尾の生産者さまから直接おわけ頂いています。
本当にありがたいことです。上の写真も生産者さまから頂戴しました。
この希少性を説明するため
山椒を分類してみますと...
- 花山椒 実をつけない雄花。蕾の状態が香りよく、フレッシュ流通
- 実山椒 実をつける雌花の実のこと。「ちりめん山椒」の山椒の実です
- 粉山椒 実山椒を乾燥させて、粉末にしてドライ状態で流通 ウナギの蒲焼き・柳川鍋などに用います。
- 花椒(ホワジャオ)実山椒を木で熟させて、麻婆豆腐に用いる辛みのもと