明けましておめでとうございます。~令和六年甲辰歳~
明けましておめでとうございます。
店主の櫻井でございます。
旧年中はご愛顧賜り、誠にありがとうございました。
下に「京料理さくらい」のおせち料理振り返りと題して、
ご紹介いたします。
お求めいただきましたお客様に重ねて御礼申し上げます。
おせち料理
の御献立を紹介致します。
松笠くわい
松笠=松ぼっくりに見立てて細工包丁を施した、
くわい(慈姑・久和井とも書きます)を、
クチナシで色づけして、濃いめのかつお出汁で煮含めます。
そして、キヌヒカリ米粉を打ち粉しまして、カラット揚げます。
縁起物をそのまま、煮るor揚げるではなく、
充分に美味しく召し上がって頂けるように、仕上げています。
車海老酒粕漬け
活きた車海老を色よく蒸し上げ、
酒粕の床につけまして、味をしみこませます。
はまぐり福佐
砂を吐かせたはまぐりを、活きたまま実を取り出し、
きれいに洗ったはまぐりの貝殻を器に仕立てて、
帆立貝柱をふんだんにすり込んだ生身でコーティング。
仕上げに卵黄を塗って完成です。
中にはまぐりの身が入った蒲鉾といったところでしょうか。
田作り
ごまめです。乾煎りしたごまめに、濃いめの調味液をからめます。
中は湿り気なく、ぱりぱりに仕上げています。
綺麗に並べて、吸湿しないようにパロファンで包みます。
鮑真丈・蟹真丈
真丈(しんじょう)とは、
この場合自家製の蒲鉾を意味します。
鮑の身、裏ごしたあわびの肝、きくらげ・むかごをいれて、蒸します。
香住蟹、百合根、銀杏をたっぷりいれて、蒸します。
仕上げに天火で焼いて切り出します。
具が多くても、柔らかくなりすぎないように仕上げるのがコツです。
芋棒だら
京都のおせち料理に絶対不可欠な存在。
芋棒だらです。
大きな釜でゆっくり焚き上げます。
海老芋を入れるタイミングと、海老芋に含ませる味加減がポイントです。
京都肉丹波焚き®
京都肉と国産きくらげを炊き合わせています。
丹波ワインがたっぷり入った、わりしたで焚き上げます。
京料理さくらいは、
上賀茂神社御門前
社家の町並みにございます料理屋です。
京会席をゆっくりお召し上がりいただけます。
ご宴会・お食事会のご予約承っております。
私が作っております。
ご覧頂きありがとうございます。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
京料理さくらい 店主謹白