松樹千年の緑~新年のご挨拶~
謹んで新年のご祝詞を申し上げます。
旧年中はたくさんのご声援ご愛顧を賜りありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和三年辛丑新春
京の煮焚きもんさくらい 店主謹白
上の写真は昨年暮れに降った雪をかぶる赤松です。
空がくもって白いと、寒々しい画になるので、雲が切れるのを待ちました。
空がくもって白いと、寒々しい画になるので、雲が切れるのを待ちました。
ご存じのように、松は長寿を象徴し、めでたい樹木とされています。
禅語に、「松樹千年の緑」とあります。
その意味は、・・・(以下櫻井流解釈)
松は一年中緑のまま、花は咲くのですが目立ちませんし、紅葉もしません。
しかし暑い時も、極寒の時もその松葉1本1本を空に向け、凜とそびえています。
写真のように雪が降ってもその緑は変わらず、確固な意思を持っているかのように、目の前の苦難に屈することなく緑を保っています。
この激動の世に、堂々と動かない姿は、大きな生命力を感じさせ、どうあるべきかを暗示しているようにも、思えます。
つまり、外から見るといつも変わらないのですが、松はこの緑を保つため、一年中努力している。
見えないところで力を尽くすことの大切さを感じさせてくれます。
新春初めてのブログらしいことを書こうと思いましたが、なんだかたいそうになりました。
この赤松の緑を美しく保つため、庭師さんの手入れも欠かせませんし、害虫防除のための消毒も必要です。
安心してお越し頂ける世の中になり、お客様に内側から多数ご覧頂けるその時が、はやく来て欲しいと、心から願う新年一回目のブログでした。
松のように強靱な肉体と精神をもち、私ども飲食店も、長らえるべきかとおもいます。そんなの中、実際昨年暮れにお求め頂いた、たくさんのお客様皆様へのお礼の念に堪えません。
本当にありがとうございました。
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京の煮焚きもんさくらいでは、3日より順次発送させて頂きます。発注頂いたみな様ありがとうございます。
いまから注文の方、迅速な発送に努めますので、ご用命お待ちしております。
ありがとうございました。